世界初のカラー映画:アカデミー賞 短編アニメ映画賞『花と⽊』

©️2023 Disney
短編アニメ賞は、1932年の第5回アカデミー賞から始まりました。その第5回アカデミー賞ではシリー・シンフォニーシリーズ『花と⽊』が受賞。3⾊式テクニカラーによる世界初のカラー映画でした。春になり、花やキノコ、森の⽊々は活気づく。そんな中で美しい⽊の男⼥は互いに恋をして、⾳楽を森の⽣き物や花たちと美しい⾳楽を奏でていきます。そこに現れる醜い枯れ⽊とのストーリー。美しい⾳楽と、いま⾒ても⾊鮮やかなカラー映像が魅⼒の作品となっています。翌年、第6回アカデミー賞では『三匹の⼦ぶた』が受賞しています。
世界初の⻑編アニメ映画:アカデミー賞 特別賞『⽩雪姫』

©️2023 Disney
アニメと実写の融合:アカデミー賞 作曲賞、編集賞、視覚効果賞、歌曲賞、主演⼥優賞『メリー・ポピンズ』

©️2023 Disney
1964年公開作品。P・L・トラヴァースの著書「メアリー・ポピンズ」シリーズを基にした実写アニメーション映画。アカデミー賞では、作品賞を含む最多13部⾨にノミネートされ、編集賞、作曲賞、視覚効果賞、『チム・チム・チェリー』の歌曲賞、ジュリー・アンドリュースの主演⼥優賞の5部⾨を受賞。アニメと実写の融合という技術の進化が⾼く評価されました。2018年に54年ぶりの続編となる『メリー・ポピンズ リターンズ』も公開、Disney+(ディズニープラス)で同じく配信中です。
CG映画の可能性:アカデミー賞 短編アニメ映画賞『ティン・トイ』

© 2022 Disney/Pixar
1988年に公開されたピクサー・アニメーション・スタジオ『ティン・トイ』。第61回短編アニメ映画賞を受賞。後の⻑編映画『トイ・ストーリー』の原型となった作品としても知られています。第59回アカデミー賞で、CG映画としては初めてアカデミー賞にノミネートされた『ルクソーJr』に続き、CGによるアニメーション映画の可能性が⽰されました。
楽曲の評価:アカデミー賞 作曲賞・歌曲賞『リトル・マーメイド』

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1989年公開作品。世界中で愛され続ける、マーメイドのディズニープリンセス・アリエルが主⼈公のミュージカル・ファンタジー。主題歌『アンダー・ザ・シー』が第62回アカデミー歌曲賞を受賞し、またアラン・メンケンがアカデミー作曲賞を受賞。第64回『美⼥と野獣』、第65回『アラジン』、第67回『ライオン・キング』、第68回『ポカホンタス』に続く、歌曲賞、作曲賞の受賞となります。2023年6⽉9⽇に実写『リトル・マーメイド』も公開予定です。
長編アニメ映画賞初受賞:アカデミー賞 ⻑編アニメ映画賞『ファインディング・ニモ』

© 2022 Disney/Pixar
2003年に公開されたディズニー&ピクサー作品。カクレクマノミのマーリンが、ナンヨウハギのドリーと⼀緒に、⼈間に捕まってしまった息⼦のニモを捜す旅に出るフルCGの⻑編アニメーション。第76回アカデミー賞⻑編アニメ映画賞を受賞。第74回からスタートし、『モンスターズ・インク』がノミネートされたアカデミー賞⻑編アニメ映画賞を初受賞しました。翌年の『Mr.インクレディブル』など数多くの長編アニメーション映画賞受賞に続いていきます。
アカデミー賞 ⻑編アニメ映画賞ノミネート『私ときどきレッサーパンダ』

© 2022 Disney/Pixar
2023年3⽉12⽇に発表される第95回アカデミー賞⻑編アニメ映画賞にDisney+(ディズニープラス)で独占配信中の『私ときどきレッサーパンダ』がノミネート。『Bao』でアジア系⼥性で初めて第91回アカデミー短編アニメ映画賞を受賞したドミー・シーが監督を務めています。伝統を重んじる家庭に⽣まれ、両親を敬い、親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの少⼥メイが、ある⽇突然レッサーパンダに変⾝する体になってしまうストーリー。ディズニー&ピクサー作品が⻑編アニメ映画賞にノミネートされるのは6年連続、受賞すれば、12本⽬の作品となります。
アニメーション作品に対する世界最古の映画賞といわれるアカデミー賞。時代を超えて愛され続ける物語は、革新的な撮影技術の進化とともに評価されてきました。今回紹介した作品をはじめ、アカデミー賞を受賞したディズニー、ディズニー&ピクサー作品はDisney+(ディズニープラス)で配信中です。
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