壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描き、映画、演劇、音楽と頂点を極めた一大叙事詩『ライオン・キング』。アニメーション映画として1994年に誕生した本作は、映画賞、音楽賞を総なめにし、奇跡の映像美、圧巻の楽曲、心震える感動の物語は全人類を熱狂させました。そして『ライオン・キング』は進化を遂げ、2019 年にはリアルを超えた超実写版『ライオン・キング』として全世界で公開し、キング・オブ・エンターテイメントとして君臨し続けています。そのはじまりを描く、ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語『ライオン・キング:ムファサ』が、12月20日(金)に劇場公開!本当の”ライオン・キング“は『ライオン・キング:ムファサ』で完成する!
この度、本作の主人公ムファサと弟タカ(後のスカー)のドラマを“音楽”で彩ったリン=マニュエル・ミランダとバリー・ジェンキンス監督の《スペシャル対談》が実現!珠玉のミュージカルナンバー誕生の裏話を明かしました。また、神秘的な映像美が印象的な本編映像も合わせて解禁となります。
リンが、エルトン・ジョン、レボ・M、ビヨンセの魂を継ぐ…!
名作『ライオン・キング』のレガシー受け継ぐ珠玉のミュージカルナンバー製作秘話が初解禁!
『ライオン・キング』(2019)で、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王と、彼の命を奪った“ヴィラン”スカー(タカ)の若き日を描く本作。やがて運命を分かつことになるふたりの、知られざる“兄弟の絆”の物語が、アニメーション版誕生から30周年経った今、初めて明かされる――。本作を手掛けたのは、『ムーンライト』(2016)でアカデミー賞Ⓡ作品賞、脚色賞などに輝いたバリー・ジェンキンス監督。圧巻の世界観で描く心揺さぶるドラマを得意とする名監督が、本作で、ブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』で数々の賞を受賞、『モアナと伝説の海』(2017)や『リトル・マーメイド』(2023)など近年のディズニー作品でも高い評価を受けた音楽家リン=マニュエル・ミランダと初めてタッグを組むこととなりました。今回解禁されたのは、ジェンキンス監督とリンが、本作の音楽について語る特別映像。リンは「“ライオン・キング”は一種の音楽ジャンルだ」と、歴史的名作“ライオン・キング”の音楽へのリスペクトを示し、そのレガシーを継ぐ新曲の誕生について振り返ります。
ムファサとタカ(後のスカー)の物語をドラマチックに盛り立てるため、新たに7つ楽曲を書きおろしたリン。まず言及したのは、ムファサとタカが歌う劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」。ある日突然起こった洪水により、両親とはぐれ、孤児となってしまったムファサ。彼の命を救い群れに引き入れてくれたのは、後にスカーとしてムファサの命を奪うこととなるライオンの王子タカでした…!
幼いころから兄弟が欲しかったタカは、その後訪れる切ない運命などつゆ知らず、ムファサとまるで本物の兄弟かのように仲良くなっていく――。そんなふたりの出会いと喜びが表現された同楽曲は、ふたりの知られざる“兄弟の絆”や、彼らの家族らに纏わるエモーショナルなドラマが満載だったという、本作の脚本から生まれました。これまで数々の作品を手掛けてきたリンですが、今回は魅力的な脚本が目の前にあっただけに、それを読んだだけで、「ここに音楽を入れよう」と次から次へとインスピレーションが沸くという貴重な経験をしたと語っています。
そんな彼が、本作で最も制作が難しかったと話すのが、ムファサの両親が歌う劇中歌「遙かなミレーレ」。あらゆる生き物たちが豊かに暮らし、巨大な生命の環を築き上げている動物たちのオアシス、“ミレーレ”に馳せる思いが表現されています。運命的な出会いを果たし、血のつながりを超えた“兄弟の絆”で結ばれたムファサとタカ。突如現れた冷酷な敵ライオン・キロスから群れを守るため、ともに新天地“ミレーレ”を目指す旅に出ることとなりますが、その先で彼らの運命を引き裂く“とある出来事”が待っています…。彼らが肩を寄せ合い目指す憧れの最終地点が“ミレーレ”であるだけに、この楽曲はふたりの物語を盛り立てる重要な一端を担っています。
ジェンキンス監督が最も気に入っていると話す同楽曲について、リンは「感情を揺さぶる(楽曲だよ)」と説明し、「気高い楽曲は難しいんだ。ディズニーらしさに苦戦した」と制作の裏話を語っています。リン渾身の「遙かなミレーレ」は、ディズニー・ミュージカルらしい王道ミュージカルナンバーを意識して創られたことが伝わってきます。また、リンは映像内で、「『ライオン・キング』のレジェンドたちはあまりに偉大だ。エルトン・ジョン、レボ・M、それにビヨンセに是非仲間入りしたい」とも明かしています。アニメーション版から『ライオン・キング』を盛り上げてきたエルトン・ジョンやリボ・M、そして超実写版『ライオン・キング』(2019)で観る人の心を掴んだナラ役のビヨンセ――と、音楽面でも歴史に名を刻んできた“ライオン・キング”。そのレガシーを受け継ぎながらも、全く新しい魅力をまとったリンが手掛けるミュージカルナンバーを、是非劇場の大音量で体感してください‼
ムファサからシンバ、シンバからキアラへ、伝え継がれる運命の輪!
神秘的でちょっとコミカルで、そして心温まる本編映像が到着!!
本編映像では、プライドランドの祈祷師であるマンドリルのラフィキが、シンバの娘・キアラに、キアラの祖父にあたるムファサがまだ幼かった頃、出会った“はぐれ者たち”のお話を聞かせる『ライオン・キング』の運命の輪を予感させるシーンが解禁となります。
水のせせらぎが心地よく洞窟内に響く中、まだ世間を知らない子ライオンのキアラは、ラフィキのお話に「そのはぐれ者たちって何なの?」とムファサが出会ったライオンたちに興味津々な様子。「いろんな群れからの寄せ集めだ。周りと違うせいで群れから追い出された者たちだ」と、その昔、ラフィキもはぐれ者だっだと知るキアラは「(そのはぐれものたちは)なぜみんなを襲うの?」と疑問を投げかけます。「自分に近い者たちに愛されないととても傷つき、苦しむのだ。その苦しみのせいで全てを憎むようになるー」そんなラフィキの深い言葉を聞き、悲しみにうなだれるキアラの顔に優しく触れ、まっすぐ前を向かせるラフィキ。キアラは「ラフィキはそうなってない」とラフィキの懐に潜り込み、「ああ。ならなくてよかった」とラフィキがキアラを抱きしめ、蛍が飛び交うとても心温まる神秘的なシーンと思いきや、「俺たちもいるぞ!」と現れるのは、おなじみティモンとプンバァ!「俺たちを話に出してよ!究極の はぐれ者だぞ!」「俺は複雑でよく誤解される!」と謎の抗議を受けるラフィキは、「あー」と思わず心の声が漏れてしまうのでした・・・・。ラフィキ役に息を吹き込むのは、『ブラックパンサー』(18)で主人公の父ティ・チャカを演じたジョン・カニ、またシンバとナラの娘・キアラは、ナラ役のビヨンセの愛娘でもあるブルー・アイビー・カーターが演じています‼ブルー・アイビー・カーターは、本作が映画初参加とは思えない堂々たる演技を披露し、全世界から注目を集めています。
ムファサからシンバ、シンバからキアラへ、伝え継がれる運命の輪が語られながらも、『ライオン・キング』らしいクスっと笑える温かい要素が詰まった本編映像から、ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆”を描く『ライオン・キング:ムファサ』の物語へと、思いを馳せてみてください。