1994年の公開から30周年を記念し、9月20日(金)~9月26日(木)の1週間限定で上映されたアニメーション版『ライオン・キング』。その最終上映日である9月26日(木)、アニメーション版『ライオン・キング』や2019年公開の超実写版『ライオン・キング』で、ムファサ王の吹替声優を務めた⼤和⽥伸也さんが登壇する、映画『ライオン・キング』30周年舞台挨拶が開催!今年12月20日(金)に公開を控える最新作『ライオン・キング:ムファサ』で若き日の“ムファサ”の超実写吹替版*声優として、尾上右近さんが初お披露目され、熱い想いがこもったバトンが渡されました!
主人公ムファサ役“超実写吹替版”声優は、ディズニー作品初参加の<尾上右近さん>!
アニメーション版、ミュージカル、超実写版…と形を変え世界中を魅了してきた歴代作品の胸アツビジュアルが並ぶステージにまず登場したのは、1994年公開のアニメーション版、2019年公開の超実写版でムファサを演じてきた、まさに“ライオン・キング界”のレジェンドである大和田伸也さん。早速、アニメージョン版などでも登場したムファサの名セリフ「思い出せ」をサプライズで披露すると、会場に集まったファンたちから拍手が。アニメーション版誕生から30周年を迎えた今なお、『ライオン・キング』が愛される理由を問われた大和田さんは、「当時、街中を歩いていると、“ムファサだ”とか“シンバのお父さんだ”とよく言われた」と懐かしみながらも、「『ライオン・キング』は、壮大な風景の中で繰り広げられる愛の物語。中でも父と子の愛情、触れ合いがとても素敵だと思ってます。それに、音楽も素晴らしいし、出てくるキャラクターもとてもチャーミングで魅力的。(アニメーション版の誕生から)30年、私の家の中は『ライオン・キング』のグッズで溢れかえっています」と溢れる“ライオン・キング愛”を表現。さらに、アニメーション版、超実写版でオファーを受けた当時を振り返り、「ムファサは、優しさや包容力を持っているキャラクター。当時アニメーションの声をやったことがなく戸惑ったのですが、ムファサが発する言葉を息子たちや周りの子供たちに言ってあげたいという想いで引き受けました」と語りました。また大和田さんは、フロリダのディズニーランドにある、自身が日本版の声を吹き込んだアトラクション“サークル・オブ・ライフ”にも家族で訪れたといい、「7年越しに家族で行って、自分の声を聴くことができました。感動して涙が出ましたね。“サークル・オブ・ライフ”という言葉が世界に浸透し、大事な言葉として扱われている。本当にジーンとしました」と、“ライオン・キング”が世界中から愛されていると改めて実感したともコメント。そんな『ライオン・キング』の1番好きなシーンを問われると「ムファサがシンバに、星を見ながら語り掛けるシーンが特に好き」と話し、再びサプライズで、「星を見よ。過ぎ去りし偉大な王たちが我らを見守ってくれている ひとりで悩むとき 思い出せ お前を導いてくれた空の王たちのことを そして父さんを」とセリフを披露。「このセリフが“サークル・オブ・ライフ”に繋がるんですよ」と作品愛を炸裂させていました。
大和田さんの活躍もあり、『美女と野獣』『アラジン』を超えるディズニー映画全世界No.1ヒット作となった2019年の超実写版『ライオン・キング』。12月公開の『ライオン・キング:ムファサ』では、その“はじまり”の物語が描かれます。その主人公が、これまで大和田さんが命を吹き込んできたムファサ王です。息子シンバを命がけで守った父ムファサ王。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーとの幼き日の出会いでした──血のつながりを越えて兄弟の絆でむすばれた彼らは、恐ろしい敵ライオンから群れを守るため、新天地を目指す旅に出ます。「君がいたから、強くなれた」──ムファサを偉大な王にした兄弟の絆に隠された、驚くべき“秘密”とは?
心ゆさぶる楽曲と、超実写版の壮大な世界観で贈る、新たなるキング・オブ・エンターテイメント『ライオン・キング:ムファサ』。その超実写吹替版予告がスクリーンで上映されると、大和田さんは、その知られざるムファサの物語に「ムファサが幼い頃から描かれるんですよね。小さいころの声は僕がもう一度、一言でもいいからとやりたいと言いましたが…(笑)」とユーモアたっぷりに会場を笑わせながらも、「新しいムファサ役の声、本当に素敵でしたね。一体誰がやるんだろう?!」と興奮の面持ち。そんな中、サプライズでムファサ役の超実写吹替版声優を務めることとなった尾上右近さんがサプライズ登場!盛大な拍手で迎えられました。歌舞伎役者として知られ、近年ドラマや映画などで俳優としても活躍している右近さんを大和田さんは笑顔で迎え入れました。今回、声優初挑戦&ディズニー作品初参加となる右近さんは、ムファサ役決定の気持ちについて「ムファサの声を務められるのは光栄です。歌も好きだし、ディズニー作品の声優をやるのが長年の夢でした。僕は今32歳なのですが、『ライオン・キング』30周年ということで、ほぼ同世代。『ライオン・キング』と一緒に育ったとも思っています。ムファサが大自然の中で、伝統の中で、どう生き、どのように王になったのか。僕も歌舞伎という伝統芸能の中で生きているので、通ずるものがあると思います。ムファサに対する話を聞いたときすぐに気持ちが高まり嬉しく思いましたし、自分がやることに非常に大きな意味があると思いました。」と喜びのコメント。元祖ムファサ役として大先輩にあたる大和田さんから「私も30年間ずっとムファサと共に生きていたので想いは強い。若いムファサを演じていただくにあたって、凛として男らしくて、優しさも兼ね備えているような方が良いなと思っていましたが、右近さんだと聞いて大喜び。ムファサ役にぴったりだと思うし、本当に期待しています。凛とした品格、男らしさ、そういった熱いものを持ったまま演じてきってほしい」とのアドバイスを受け取り、「大和田さんやディズニーファンの皆さんのご期待に応えられるように頑張りたい」と感銘を受けている様子でした。さらにここで、超実写吹替版を担当する監督から右近さんへのスペシャルメッセージが到着。「歴史を受け継いで新たな王となる運命を進むムファサの姿は、数々の舞台で活躍してきた役者・尾上右近に重なります。その道のりで経験する葛藤や喜び、そして高みを目指す気高き精神を体現する品格のある声の響きは、吹き替え版の中で必ずや私たちのムファサを見せてくれるはずです」とコメントが贈られると、「身が引き締まる思いと、嬉しさ、プレッシャー…いろんな気持ちがこみ上げてきました。僕は歌舞伎界の人間ですが、父は歌舞伎役者ではないので、いろんな想いを積み上げ、先輩たちのおかげもあってここまできた。血は水より濃いと言われているが、水は血より濃いと考えている人もいる。ムファサの境遇を聞き、ムファサへの気持ちが高まり嬉しく思いました」とムファサと自身の共通点を語り、「これまで感じてきた全てを込めて、自分にしかできないムファサを演じたい」と意気込みを語りました。
元祖ムファサ役・大和田伸也さんの無茶ぶりで、尾上右近さんが圧巻のアカペラ披露!
ディズニー作品初参戦ということもあり、気合十分の右近さん。そんな右近さんが声を務める『ライオン・キング:ムファサ』は、歴代作品同様、心揺さぶる楽曲も大きな見どころとなりそうで、右近の歌唱シーンにも期待がかかります。劇団四季出身の大和田さんは、そんな右近さんの歌唱を楽しみにしていたといい、なんとここで、「せっかくなので皆さまに披露してみたらいかがですか?」と盛大に無茶ぶり!「それは(ムファサだけに)“ムファぶり”ですね」と思わぬサプライズに驚きながらも、右近さんは、『ライオン・キング』を代表する名曲「サークル・オブ・ライフ」をアカペラで堂々歌唱!その圧巻の歌声に会場中から割れんばかりの拍手が贈られ、黄色い歓声もあがりました。大和田さんも「本当に素晴らしい。これで若いころのムファサに安心して託すことができる。ムファサ愛を繋いでください」と心打たれた様子でした。その後、大和田さんから右近さんへのムファサ引継ぎ式を実施。バトン替わりとして、これから最新作の収録に臨む右近さんに大和田さんから直々に、台本とムファサのぬいぐるみが贈られ、右近さんは改めて「ムファサというキャラクターは、実は孤児だったところから王になっていったという一世一代の伝統の創始者で、物語の中でも“伝統を受け継ぐ”というメッセージが込められています。大和田さんの魂をしっかり受け継ぎつつ、自分ならではのムファサを作っていきたい。日本のムファサを誠心誠意演じたいです」と決意を口にしました。
最後に大和田さんから右近さんへ改めて、「“ライオン・キング愛”が強い右近さんがムファサを演じてくれるということで、本当に心強い。どうか、『ライオン・キング』、ムファサへの愛を全力で伝えていただきたい」と激励コメントが贈られ、イベントは終了。次世代のムファサ役超実写吹替版声優・尾上右近さんへ継承されたムファサ王のドラマに期待が高まるイベントとなりました。尾上右近さんが命を吹き込む、心揺さぶるキング・オブ・エンターテイメント『ライオン・キング:ムファサ』。ディズニーが超実写版で贈る『ライオン・キング』はじまりの物語に乞うご期待!
*“超実写吹替版”とは?
ハイクオリティのCGにより、実写もアニメーションも“超える”全く新しい“映像世界”に、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストが集結した“日本語吹替版作品”のこと。