~ディズニー創立100周年記念特別企画~
『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』開幕直前見どころ解説part①
これまでディズニーが届けてきた長編アニメーション作品は、世界初の長編カラーアニメーション『白雪姫』から始まり全61作品に及びます。今回開催される『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』で上映されるのは、この中から厳選された8作品。そこで開幕に先立ち、全3回にわたり作品の秘話や見どころをお届けいたします。今回は上映作品の中から、『ファンタジア』をはじめディズニーの100周年の歴史において重要な意味を持つ4つの物語を歴史順にご紹介いたします。
いずれもディズニーの歴史に残るマイルストーン的な作品ばかり。世代を超えて、親しまれているディズニーの物語を、ぜひ大切な人とご一緒に大スクリーンでお楽しみください!
◆クラシック音楽とアニメーションを融合した不朽の名作!◆
『ファンタジア』(10月29日(日)上映)
©️2023 Disney
世界初の長編カラーアニメーション『白雪姫』(1937年)で映画界に革命を起こしたウォルト・ディズニーが、アニメーションの可能性をさらに押し広げ、芸術性を追求したのが『ファンタジア』。映像に音楽をつけるのではなく、音楽からイメージしたものを映像にするという逆転の発想で作られました。
クラシック音楽を題材に、イマジネーションを羽ばたかせ、自由な解釈で映像を作る。しかも、それをコンサートに見立てて上映するという独創的なアイデア。1940年に公開された3作目の長編アニメーションでありながら、今も私たちに新鮮な驚きを与えてくれます。
◆信じ続ければ夢は叶う、当時のディズニーの想いがこもった名作◆
『シンデレラ』(10月14日(土)上映)
©️2023 Disney
1940年代、第二次世界大戦の影響でディズニーは経済的な危機に立たされました。それを救ったのが、1950年公開の『シンデレラ』。逆境にあっても明るい未来を信じ続け、奇跡を起こしたシンデレラの姿は、当時のスタジオの状況と重なります。『シンデレラ』の大ヒットによってディズニーは再び勢いづき、実写映画やテレビ番組の製作、さらにはテーマパークの建設へと乗り出しました。ディズニーが大きく飛躍するきっかけとなった作品で、シンデレラは幸運の女神とも言われています。
◆ディズニー・アニメーション“第2の黄金期”の幕開けとなった作品◆
『リトル・マーメイド』(10月21日(土)上映)
© 2023 Disney
1989年からの約10年間は、『美女と野獣』『アラジン』『ライオン・キング』などの名作が生まれた黄金期。ヒット作が続出しただけでなく、数多くの賞に輝く高い評価を受けました。“ディズニー・ルネサンス”とも呼ばれるこの時代の先駆けとなったのが、『リトル・マーメイド』。ウォルト・ディズニーとともに働いたベテランのスタッフから教えを受けた新しい世代の監督やアニメーターたちが才能を発揮し、ディズニー・アニメーションに新たな息吹を吹き込みました。セル画を用いて作られた最後の作品でもあり、さまざまな色や表情をみせる海の世界の美しさは、ディズニーの伝統技術の集大成。ぜひ一度、大きなスクリーンで体験して!
◆社会現象を巻き起こし、ディズニー初!アカデミー賞W受賞を経験した作品◆
『アナと雪の女王』(10月7日(土)上映)
© 2023 Disney
記録破りの大ヒットとなった『アナと雪の女王』は、100年の歴史のなかでもハイライトとなる作品のひとつ。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編作品としては初の女性監督(ジェニファー・リーがクリス・バックと共同監督)、初のダブルヒロイン、そしてアカデミー賞®長編アニメーション賞を初受賞! 主題歌「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」を始めとする音楽が社会現象を巻き起こし、曲に合わせた歌やダンス動画がSNSにあふれたのも、この作品からでした。ディズニー100 フィルム・フェスティバル公式サイトはこちら