(2017年12月26日、東京発)ウォルト・ディズニー・インターナショナル(ウォルト・ディズニー・カンパニー[NYSE: DIS]の一部門で、テーマパークとESPNの事業を除く米国外におけるディズニーのビジネスを統括)は本日、20年近くディズニーのアジアにおけるビジネスを指揮してきたポール・キャンドランド(Paul Candland)が2017年12月末をもって退任することを発表しました。
キャンドランドは、1998年にディズニー・ストアの代表取締役・総支配人としてウォルト・ディズニー・ジャパンに入社しました。その後、日本市場の独自性を見極め、大人層をターゲットとし、デジタル化が進んだライフスタイルに対応し、クリエイティブとローカライゼーションを強化するなどして日本のビジネスを転換しました。そして、2014年から統括しているディズニーのアジアオフィス全体にこの戦略的アプローチを拡大しました。
キャンドランドのチームは、ディズニーのTVチャンネル及びDlifeの立ち上げやローカルコンテンツ製作を強化し、グローバルフランチャイズへと成長を遂げた「ツムツム」を生み出しました。また、ディズニーで最も成功しているモバイルゲームも開発しています。ウォルト・ディズニー・インターナショナルのチェアマンであるアンディ・バード(AndyBird)は次のように述べています。「ポールは19年以上務めたウォルト・ディズニー・ジャパン、そして直近では、3年間統括していたアジア組織全体に対して、素晴らしい貢献をしてくれました。ポールが推進した戦略によって地域全体の新しい消費者層に広くディズニーの魅力を伝え、非常に優れた実績を達成することができました。ポールは、好調なビジネスを残してくれるとともに、将来に向けて万全の準備が整った組織を作り上げました」。
2017年9月、ディズニーは、キャンドランドに退任の意向があることを明らかにし、その結果、日本、韓国、グレーターチャイナを統括するノースアジア地域を新設する組織再編を発表しました。ノースアジア地域は、ウォルト・ディズニー・カンパニー・ノースアジアのマネージング・ディレクターであるルーク・カン(Luke Kang)が指揮をとります。
カンは次のように述べています。「ポールのもとで仕事ができたこと、そしてこの度ポールが統括してきた組織の指揮をとることになり、大変光栄に思います。私たちは皆、共に仕事ができなくなることをとても寂しく思っています」。
カンは、新しいカントリーマネージャーが就任するまで、ディズニー・ジャパンのビジネスを統括します。カンは、2011年にディズニー・コリアに入社、その後、2014年に中国に異動し、現在も中国を拠点としています。カンは、スタンフォード大学経営大学院でスローンフェローとして経営学修士号、ミシガン大学で学士号を取得しています。
また、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社の代表取締役社長には、新しいカントリーマネージャーが就任するまで、ウォルト・ディズニー・ジャパンの現役員、及びウォルト・ディズニー・インターナショナルの法務責任者(Chief International Counsel)も務めるピーター・ワイリー(Peter Wiley)が一時的に任命され、ワイリーはカンにレポートします。
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社について
ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー(米国本社)は、1959年に現地日本法人を設立し、日本市場に本格参入しました。2000年4月に日本国内の複数の関連子会社を統合、2002年8月にウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社に社名変更し、ディズニーのビジネスを日本で管轄しています。スタジオ・モーションピクチャーズ、テレビジョン、コンシューマ・プロダクツ、ゲーム、メディア・ディストリビューション、ディズニー・ストア、パーク&リゾートなど幅広いビジネスで相互に"シナジー"(相乗効果)を高めながら、多角的に事業を展開しています。
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