作品情報
イントロダクション
A・A・ミルンによる児童文学をもとに、ディズニー・アニメーション「くまのプーさん」のクリストファー・ロビンとプーの感動的な別れを描いたラストシーンから始まる、その後の物語。
舞台はロンドン、大人になったクリストファー・ロビンは仕事中心の忙しい毎日を送る中、会社から託された難題と家族の問題に悩んでいました。そんな時、クリストファー・ロビンの前に現れたのは、かつての親友プーだったのです。プーとの奇跡の再会によって忘れかけていた“大切なもの”を取り戻すクリストファー・ロビンの姿を描いたファンタジードラマ。
ストーリー
親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経ち、大人になったクリストファー・ロビンは、仕事に追われ、会社から託された難題と一緒に時間を過ごせない家族との問題に悩んでいた。そんな彼の前に、“100エーカーの森”を飛び出したプーが突然現れる。彼が忘れてしまった本当に「大切なモノ」を届けるために…。
名優ユアン・マクレガーを迎え、『美女と野獣』のディズニーが「くまのプーさん」を実写映画化した感動の物語。
キャスト
- クリストファー・ロビン:
- ユアン・マクレガー/堺雅人
- イヴリン・ロビン:
- ヘイリー・アトウェル/園崎未恵
- マデリン・ロビン:
- ブロンテ・カーマイケル/遠藤璃菜
- ジャイルズ・ウィンズロウ:
- マーク・ゲイティス/坂東尚樹
- プー:
- ジム・カミングス/かぬか光明
- イーヨー:
- ブラッド・ギャレット/石塚勇
- ピグレット:
- ニック・モハメッド/小形満
- ティガー:
- ジム・カミングス/玄田哲章
- ラビット:
- ピーター・キャパルディ/瀧田直樹
- カンガ:
- ソフィー・オコネドー/片岡富枝
- ルー:
- サラ・シーン/木村皐誠
- オウル:
- トビー・ジョーンズ/上田敏也
スタッフ
- 監督:
- マーク・フォースター
- 脚本:
- アレックス・ロス・ペリー、トム・マッカーシー、アリソン・シュローダー
- ストーリー:
- グレッグ・ブルッカー、マーク・スティーヴン・ジョンソン
- キャラクター原案:
- A・A・ミルン、E・H・シェパード
- 製作:
- ブリガム・テイラー、クリスティン・バー
- 製作総指揮:
- レネ・ウルフ、ジェレミー・ジョーンズ
- 撮影監督:
- マティアス・クーニスヴァイゼル
- プロダクション・デザイン:
- ジェニファー・ウィリアムズ
- 編集:
- マット・チェシー
- 衣装デザイン:
- ジェニー・ビーヴァン
- 視覚効果スーパーバイザー:
- クリストファー・ローレンス
- アニメーション・スーパーバイザー:
- マイケル・イームス
- 共同プロデューサー:
- スティーヴ・ガウブ
- 音楽:
- ジェフ・ザネリ、ジョン・ブライオン
「くまのプーさん」について


クリストファー・ロビンとプーさんの両キャラクターが初めてこの世に出たのは、1924年に発表された「クリストファー・ロビンのうた」という題名のイギリスの作家A.A.ミルンの詩集でした。その後、A.A.ミルンが息子のクリストファー・ロビンのために書いた短編集「クマのプーさん」が1926年に出版され、今もなお、史上最も人気の高い児童書のひとつとされています。
物語に登場するキャラクターは、息子のクリストファー・ロビンが持っていたぬいぐるみがモデルになっており、プーさんと仲間のピグレット、ティガー、イーヨー、カンガルーのぬいぐるみが、現在ニューヨーク公立図書館に展示されています。挿絵は画家のE.H.シェパードが描き、プーさんの挿絵はE.H.シェパードの子供が持っていたテディベアがモデルになっています。またA.A.ミルンの数々の本に使われたE.H.シェパードによるオリジナルの水彩画は、ニューヨーク公立図書館に所蔵されています。
A.A.ミルンの別荘があった、イギリスのハートフィールドにある「アッシュダウンフォレスト」がモデルの“100エーカーの森”を舞台にした、少年クリストファー・ロビンとプーさんの物語は、世界中の人々を魅了しました。
ウォルト・ディズニーは、娘が夢中になっているこの物語の映画化を考え、1966年に短編映画『プーさんとはちみつ』を発表。そして1968年に発表した短編第2作『プーさんと大あらし』が、米アカデミー賞®︎短編賞を受賞しました。短編第3作『プーさんと虎(ティガー)』(1974年発表)の後、初めての長編アニメーション映画となった『くまのプーさん』が1977年に発表されました。
ウォルト・ディズニーは「くまのプーさん」のアニメーション作品を製作することになった際、「プーさんは人気者になる、(この作品は)必ず歴史に残る名作になるよ」と強く思い入れのある言葉を残しています。ウォルトのこの言葉通り、プーさんは、短編・長編映画やテレビシリーズなど多数のアニメーション作品が作られ、またぬいぐるみなど様々な姿となって、現在も世界中で愛され続けているのです。