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2019.01.24
スタジオポノックが豪華スタッフ&キャストで贈る『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』が、3/20(水)にブルーレイとDVDで発売決定!デジタル配信開始!
『メアリと魔女の花』のスタジオポノックが豪華スタッフ&キャストで贈る、愛と感動の“英雄たち”の3つの物語。
瞬間にすべてを懸けた奇跡のエンターテインメント!

スタジオポノックが描く、“3つの奇跡の物語”
― 抱きしめたのは、いのち。
2017年夏、大ヒットを記録した『メアリと魔女の花』のスタジオポノックが贈る新たなプロジェクト、日本から世界へ駆ける短編アニメーション映画の祭典「ポノック短編劇場」の第一弾となる『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』を、2019年3月20日(水)にブルーレイを4,700円+税で、DVDを3,800円+税で発売、ブルーレイとDVDレンタル、デジタル配信も開始いたします!
第一回長編作品『メアリと魔女の花』が国内観客動員数266万人、世界各地での公開が決定するなど、世界中の映画シーンにおいて鮮烈なデビューを飾ったスタジオポノックが始動した新プロジェクト、日本から世界へ駆ける短編アニメーション映画の祭典「ポノック短編劇場」。その記念すべき第一弾のテーマは「ちいさな英雄」。
そして、超大作映画を手掛けてきたアニメーション映画の旗手―米林宏昌、百瀬義行、山下明彦―が描く3つの奇跡の物語が、『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』です。兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たった一人の闘い。小さな涙と優しさは、3つの物語を通して、やがて大きな強さとなっていきます。
3つの物語すべてをまとめるエンディングテーマ「ちいさな英雄」とオープニングテーマ「ポノック短編劇場」を歌うのは、木村カエラ。爽快で伸びやかな歌声で、この映画を観終わったすべての人が笑顔になるような楽曲を歌い上げています。
『メアリと魔女の花』の米林宏昌が自身初のオリジナルストーリーで挑む、カニの兄弟の大冒険ファンタジー。
米林宏昌監督作品の『カニーニとカニーノ』は、カニの兄弟たちが主人公の物語。米林監督はジブリ時代から「女性を描いたら抜群に上手い」と宮崎駿監督から認められてきたアニメーション映画監督です。
小人のアリエッティ、金髪の少女マーニー、思春期の杏奈、そして赤毛でそばかすのメアリと、繊細な心の描写や快活に動き回る少女を描いてきました。しかし、本作では初めて「男の子」の主人公に挑戦。ふたりの兄弟の不安と希望と大冒険をオリジナルストーリーで描いています。また、ハリウッドでも活躍するコンセプトアーティスト・田島光二や、俊英CGクリエーター・岡田拓也が参加するなど、美しい手描き背景とCGの融合で魅せる新たな水中世界の描写にも挑戦しています。
声の出演は、カニーニ役に木村文乃、カニーノ役に鈴木梨央が挑戦。音楽は、松村崇継が担当。『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』から続き米林監督と3度目のタッグを組みます。
巨匠、高畑勲監督作品で活躍した鬼才・百瀬義行による、母と少年の愛と感動の人間ドラマ。
『サムライエッグ』の百瀬義行監督は、『火垂るの墓』から『かぐや姫の物語』まで長らく高畑勲監督の右腕として、作品の中核を担った演出家です。故・高畑勲監督は百瀬監督を評して「片腕から抜け出して(自分の)両腕」と称えるなど、高畑演出の影に百瀬有りと言わしめた人物です。本作では水彩、色鉛筆、CGなどの様式を駆使して「絵本がそのまま動いて」いるような画面を実現。その中に一見相反するドキュメンタリー的な緊張感を浮かび上がらせようとしています。家族の優しさと強さ、儚さを包容する百瀬ワールドが満を持して登場しました。
声の出演は、少年シュン役に約100人のオーディションから選ばれた篠原湊大。岸和田弁のタイミングを生かすためにプレスコ収録に挑戦したママ役の尾野真千子、パパ役と医者役の2役を務める坂口健太郎とともに夏の日のひとつの家族を演じます。音楽は、aiko、YUKI、いきものがかりなど、日本のポップスシーンの数多くのアーティストの音楽プロデューサー島田昌典。映画音楽は初の挑戦となります。
宮崎駿監督作品の中心を担った天才アニメーター山下明彦が、見えない男の孤独な闘いをスペクタクルアクションで魅せる!
『透明人間』の監督を務めたのは、『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』など、長きにわたり宮崎駿監督作品の中核を担った天才アニメーター山下明彦。三鷹の森ジブリ美術館短編作品の『ちゅうずもう』の監督を手がけた山下が自身初のオリジナル短編映画に挑みました。存在を希求する人物の態様を、あらゆるアニメーション表現を用いて繊細かつアクロバティックに描き、手描きアニメーションによる史上初の透明人間を誕生させました。
声の出演は、透明人間役にオダギリジョー。台詞が極めて少ない本作において、息遣いや吐息で喜怒哀楽のあらゆる感情を表現しています。さらに、盲目の男役に舞踊家として活躍する田中泯が参加しています。音楽は、日本の音楽シーンで絶対の存在感を有する音楽プロデューサーの中田ヤスタカが担当。独自のEDM的音楽で重厚感のある音楽世界を作り上げました。
◆ポノック短編劇場とは◆
2018年、短編アニメーションの制作レーベルとしてポノック短編劇場を新設し、第一弾となる『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』を発表。本作はスタジオ初の短編アニメーション映画となる。
◆スタジオポノックとは◆
2014年末にスタジオジブリを退社した、プロデューサー西村義明が立ち上げたアニメーションスタジオ。
「ポノック」とはクロアチア語で「深夜0時」を意味する(ponoć)に由来し、新たな一日のはじまりの意味を込めた。2017年夏にスタジオポノック初長編作品となる、米林宏昌監督作品の映画『メアリと魔女の花』を制作。
●作品紹介/スタッフ/キャスト●
「カニーニとカニーノ」
脚本・監督: 米林宏昌
声の出演: 木村文乃/鈴木梨央
音楽: 村松崇継
プロデューサー: 西村義明
本編: 18分
生まれたら大冒険。
虹色のトンボが舞う川底に、サワガニの家族が暮らしていた。父トトと兄カニーニ、そして、甘えん坊の弟カニーノ。巨大な魚たちから隠れてひっそりと暮らす3匹を、ある日、大嵐が襲う。間一髪でトトに助けられたカニーノ。しかし、巨大な泡の塊は、身代わりにトトを飲み込み、連れ去ってしまう。カニーニとカニーノは涙をぬぐい、父を探して生まれて初めての旅に出るがー。
人間のすぐ傍らにある世界で、家族を守ろうとした、ちいさなカニの兄弟の大冒険が今、はじまる。
◆脚本・監督:米林宏昌(よねばやし ひろまさ)
アニメーション映画監督。1973年、石川県石川郡野々町生まれ。金沢美術工芸大学商業デザイン専攻。1996年にスタジオジブリに入社し『もののけ姫』(97年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)では動画、『千と千尋の神隠し』(01年)で初めて原画を担当。その後、『ギブリーズepisode2』(02年)、『ハウルの動く城』(04年)、『崖の上のポニョ』(08年)で原画を、『ゲド戦記』(06年)では作画監督補を務めた。2010年に公開した『借りぐらしのアリエッティ』では初監督に抜擢。その年の邦画NO.1となる、観客動員765万人・興行収入92.5億円を記録。監督2作品目の『思い出のマーニー』は第88回米国アカデミー賞(R)長編アニメーション映画部門にノミネートされた。
ジブリ退社後にスタジオポノックで制作した『メアリと魔女の花』が2017年夏、公開となった。
「サムライエッグ」
脚本・監督: 百瀬義行
声の出演: 尾野真千子/篠原湊大/坂口健太郎
音楽: 島田昌典
プロデューサー: 西村義明
本編:16分
いのちは、負けへん。
東京・府中に暮らす少年シュンは、野球好きで元気な小学生。ダンススクールで働く母は、そんなシュンを温かく見守りながら育てている。しかし、シュンにはひとつだけ友だちと違うことがあった。彼は生まれた時から極度のたまごアレルギーに悩まされていた。ある日、野球の練習から帰ったシュンは、母の留守中に誤ってたまご入りのアイスクリームを口にしてしまう。突如、シュンの体に異変が起きる。そのとき、シュンがとった行動とはー。
実話をもとに描く母と少年の愛と感動の人間ドラマ。
◆脚本・監督:百瀬義行(ももせ よしゆき)
アニメーション演出家。1953年、東京都生まれ。高畑勲監督作品『火垂るの墓』(88年)での原画担当を機に、スタジオジブリへ入社。以降、『おもひでぽろぽろ』(91年)『平成狸合戦ぽんぽこ』(94年)で絵コンテ作画を担当。95年、ジブリCG室創設に参加し、『もののけ姫』(97年)では、CGパートにおいて重要な役割を担い、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)では演出として新たな映像表現を作り上げた。『ギブリーズepisode2』(02年)で劇場作品初監督を務めた後、「ハウス食品 おうちで食べよう シリーズCM」の演出(03年)、監督(04年)やcapsuleのPV「ポータブル空港」(04年)、「space station No.9」(05年)、「空飛ぶ都市計画」(05年)、新垣結衣のPV「piece」(09年)の監督も務め、レベルファイブのゲーム「ニノ国」(10年)のアニメーションパートを演出。高畑勲監督の『かぐや姫の物語』(13年)では、飛翔場面とラストのシーン設計を担当。スタジオポノックでは、JR西日本CM「Summer Train」の演出を担当した。
「透明人間」
脚本・監督: 山下明彦
声の出演: オダギリジョー/田中泯
音楽: 中田ヤスタカ
プロデューサー: 西村義明
本編:13分
ぼくのことが、見えるんですか。
古ぼけたアパートに暮らす、ひとりの青年。ワイシャツを着て、歯をみがき、いつものとおりに家を出る。しかし、何かが違った。彼は透明人間だった!だれも彼のことが見えない。コンビニの自動ドアも、ATMすら彼を認識しない。透明人間がついに重力からも見放され、次第に空高く舞い上がっていく。このままだと消えてしまう、いのちもー。
都会の隅に生きる見えない男のたった一人の闘いを、スペクタクルアクションで魅せる究極の野心作。
◆脚本・監督:山下明彦(やました あきひこ)
アニメーター、演出家。1980年代からフリーのアニメーターとして活動。OVA作品「ジャイアント・ロボ THE ANIMATION―地球が静止する日」(92年~98年)でキャラクターデザイン・絵コンテ・作画監督を務め、数々の作品で活躍。『千と千尋の神隠し』(01年)の原画でスタジオジブリ作品初参加。『風立ちぬ』(13年)でも原画を務めた。その他、『ハウルの動く城』(04年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『コクリコ坂から』(11年)では作画監督。『崖の上のポニョ』(08年)、『思い出のマーニー』(14年)、『メアリと魔女の花』(17年)では作画監督補を務め、各作品で重要な役割を果たしてきた。三鷹の森ジブリ美術館オリジナル短編作品『ちゅうずもう』(10年)は初監督作品。
「ポノック短編劇場オープニング&エンディング」
エンディングテーマ「ちいさな英雄」: 木村カエラ(ELA/ビクター・エンタテインメント)
オープニングテーマ「ポノック短編劇場」: 木村カエラ(ELA/ビクター・エンタテインメント)
◆プロデューサー:西村義明(にしむら よしあき)
プロデューサー。1977年、東京都大田区生まれ。米国留学後、02年、スタジオジブリに入社。『ハウルの動く城』(04年)、『ゲド戦記』(06年)、『崖の上のポニョ』(08年)の宣伝を担当。スタジオジブリ洋画アニメーション提供作品『王と鳥』(06年)、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー作品『チェブラーシカ』(08年)で宣伝プロデューサーを務めた。企画制作に約8年を費やした初の長編プロデュース作品『かぐや姫の物語』(13年/監督:高畑勲)が、第87回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門ノミネート。長編2作目となる『思い出のマーニー』(14年/監督:米林宏昌)が、第88回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた。スタジオジブリ退社後の15年にスタジオポノックを設立し代表取締役に就任。米林宏昌監督作『メアリと魔女の花』(17年)をプロデュース。
■商品データ <発売&レンタル開始日:2019年3月20日(水)>
※データは変更になる場合がございます。
<ブルーレイ セル>
商品名: ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-
価格/組: 4,700円+税 / ブルーレイ1枚組
映像特典:
・予告編集
・アフレコ風景&インタビュー集
・完成披露プレミアイベント
<DVD セル> ※その他の仕様は<ブルーレイ セル>と同様です。
商品名: ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-
価格/組: 3,800円+税 / DVD1枚組