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2018.11.29
『シュガー・ラッシュ:オンライン』どうやって実現した!? 超敏腕プロデューサーが明かす制作の裏側とは?
人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、アーケード・ゲームのキャラクター ラルフとヴァネロペの冒険と友情を描いた大ヒット作『シュガー・ラッシュ』の最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』(12/21公開)。日本公開に先駆け11月21日(水)に全米で公開され、全米No.1の大ヒットスタートを切った本作。
そんな全世界が注目している本作だが、実在する世界中の企業やSNSが登場。世界中の企業との交渉を担った超敏腕プロデューサーのクラーク・スペンサーが来日し、11月29日(木)に本作の制作の裏側を語る基調講演を行いました。

本作には、私たちが普段使っているYahoo!やGoogle、Twitter、インスタグラム、LINEなど様々な実在する企業が登場。さらにディズニープリンセスやマーベルキャラクター、「スター・ウォーズ」のキャラクターなど、インターネットの世界が舞台だからこそ、作品の垣根を超えたキャラクターが豪華共演を果たしています。
そんなありえない世界を実現させたのが、クラーク・スペンサーです。彼は前作でもセガのソニックや「ストリートファイター」シリーズのザンギエフなど、世界中のゲーム会社と交渉し劇中に登場させることに成功した凄腕の人物。25年以上に渡りディズニー作品の財務や運営、映画製作に携わってきた立役者。
実は日本の自動車メーカーでインターンとして働いていたこともあり、「大勢で1つものを完成させ、それに誇りを持つ日本人の姿を目の当たりにしたことが、現在25か国以上、約800名のスタジオスタッフと映画を作り上げることに繋がっています。」と語った。その後、『リロ&スティッチ』や『ボルト』、『シュガー・ラッシュ』に携わり経験を積み、本作ではラルフとヴァネロペがインターネットの世界を舞台に繰り広げる感動作を作り上げました。
クラークは本作ができるまでの過程を映像や画像を交えて紹介。ヴァネロペとラルフが飛び出していくインターネットの世界を描くために製作陣は、アメリカの全てのインターネット上のコミュニケーションが集まる場所である「One Wilshireビル」に行き、徹底的なリサーチを行いました。
「One Wilshireビル」はたくさんのワイヤーとボックスでできている建物で、西海岸のすべてのインターネットが集約されている場所。そこからインターネットの世界が縦に積み重なっているというヒントを得て、誰も見たことのない世界を作り上げていきました。
インターネットの世界には、“ネットユーザー”(インターネット上の私たち)と“ネチズン”(ネット住人)という二種類の住人が存在。クラークは「ネチズンはネット住人です。彼らはいろいろなウェブサイトで仕事をして、ネットユーザーつまりあなたや僕のお手伝いをしてくれます。たとえば、あなたが食べログやトリップアドバイザーなどでタコスを検索するとします。そうするとあなたのアバターがサイトを訪れ、ネチズンがあなたに提案をしてくれるのです」と明かし、インターネットの世界を具現化していく過程を語ってくれました。
ヴァネロペが途中で迷い込むのがディズニーキャラクターが一堂に集結するサイト「Oh! My Disney」。そこではベイマックスや『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤー、ディズニープリンセス、アイアンマンや「スター・ウォーズ」シリーズのストームトルーパーなどが登場し、超豪華共演が実現しました。クラークはプリンセスのありえない共演について、英語版のディズニープリンセスたちをオリジナル声優が続投したという裏話も告白。
クラークは「リッチ・ムーアとフィル・ジョンストン監督が最高の感動作を作り上げました。ぜひ劇場でご覧ください」と語り、盛大な拍手とともに幕を閉じました。
何でもアリで刺激的で、どんな夢も叶うワクワクしてしまうインターネットの世界を舞台にヴァネロペとラルフの冒険と友情を描く最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』は、いよいよ12月21日(金)より全国公開です。
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