2019.06.05
『リトル・マーメイド』30周年記念 日本オリジナルアート公開

珠玉のミュージカル映画『リトル・マーメイド』がスクリーンに登場してから、今年で30周年を迎えます。
これを記念して、アーティストの長浦ちえ さんが、「水引」を使って『リトル・マーメイド』の世界を表現したアート作品が公開されました。
日本古来の贈答ラッピングともいえる水引は、「水」という『リトル・マーメイド』とも関係の深い言葉をその名に持ち、またお祝いごとで使われることも多いことから、30周年のお祝いの意味を込め、長浦さんが世界に一点しかない作品を、すべて手作業で完成させました。
ディズニーの公式インスタグラムで、3画像にわたって投稿された横長の作品には、海上からの光に向かって泳ぐアリエルが中央に描かれています。
さらに、アリエルの友達のフランダーや、アリエルが宝物として集めていたさまざまな物、眼鏡をのぞいてしまったセバスチャンのコミカルなシーンなど、“アンダー・ザ・シー”の楽しい世界が描かれています。

アリエルが宝物として集めていたさまざまな物
長浦さんからのコメント:
大人の方にもお子様にも、ときめいてもらえるような作品にしたいと考えました。
子供のころの自分が初めてディズニー映画を見て心が輝いたように。
水引はあまり細密描写に適した素材ではありませんが、今回、特にアリエルは極限まで細かくチャレンジしてみました。
水引は編むだけでなく、様々な手法によってくるくると表情が変化します。
映画の中に引き込まれるように、作品をじっくりとご覧いただけましたら嬉しいです。『リトル・マーメイド』30周年を水引の形に託し、お祝い申し上げます。
アーティストプロフィール:
長浦ちえ 水引デザイナー/アーティスト
福岡県出身。武蔵野美術大学油絵学科卒業後、商品企画として水引の商品デザインに携わる。2004年のパリ滞在中に、日本料理店や雑貨店、5ツ星ホテル「Ritz Paris」などでアートワークを展開。帰国後、有名企業の広告やオリジナル商品を多数手掛ける。2013年「TIER(タイヤー)」を始動。企業の広告ポスター・ビジュアル、CDジャケットのアートワーク、イベントのアートディレクションまで水引の発信領域を広げ活躍。著書も多数。
