
今では観光客の人気を集めるラジエーター・スプリングスにおいて、錆びだらけの古いレッカー車のメーターは数多くの役目を担っている。トー・メーター・トーイング・アンド・サルヴェージ社の経営者であり、大ストーリーテラーであり、この街のハートでありソウルである。しかしメーターが一番気に入っている肩書きは、ライトニング・マックィーンの親友というもの。何年にも渡ってライトニングと一緒にやってきたいたずらや冒険でこさえたヘコミのひとつひとつが、彼にとっては大切な価値あるものであり、今回もライトニングがピストン・カップから帰って来たら一緒に楽しいことをしようと待ち構えていた。
ご機嫌で、実直で、度が過ぎるくらいに誠実なメーターは、親友を守ろうと駆けつけ、それが原因で最終的にはシーズン・オフのライトニングが国際レース大会ワールド・グランプリに出場することになる。ピット・クルーのメンバーとしてライトニングに誘われたメーターは、生まれて初めてキャブレター郡を離れるのだった。
東京に到着するや、メーターはラジエーター・スプリングスと外の世界は丸っきり違うのだということを知り、この新しいやり方に慣れるには相当の時間が必要だろうと思う。しかし彼はアメリカのスパイだと誤解されたことから、楽しそうな冒険に引き込まれてしまう。世界を回ってレースに出場する親友を手助けしながら、国際スパイという新たな役目を手にしたメーターは、イギリスのスパイ・チームと共に国際的な悪者たちを相手に東京やヨーロッパの道で派手なチェースを繰り広げることになる。







